忘れないでね｜著者：いわいまさと

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本の概要・説明文

『忘れないでね』絵てがみ作家いわいまさと作品集
(ほっこり＆ほろりんちょ絵てがみシリーズ 2)

子どもが生まれると（あるいは自分が生まれた瞬間も同様なんだけど）、不思議なことに、妻は母に、僕は父に、あるいは新たにおじいちゃんおばあちゃんも誕生することになる。いと不思議。

子どもが成人して気がついた。子どもと一緒にいられた時間がどれだけ短く、そしてどれだけ貴重だったのか～。立場を変えれば親と一緒だった時間はどれだけ短かったことか・・・今思うと子どもと一緒にいた時間は『あっ』という間に過ぎてしまった気がするんだ。もったいなかった気もする。子どもとの時間をもっと味わい、楽しめたのにと。赤ちゃんは、おっぱいを飲んで寝て笑っていて、そのうちはいはいし、歩き、しゃべるようになってだんだん成長していく中でたくさんのことを感じ、おとなが思いもよらなかった不思議を発見し、おとなに聞いてくるようになるんだよね。きっと自分もきっとそうだったに違いないし、あなたもね。

子どもとの会話は宝物として、きっとひとりひとりの心の中の宝箱にしまってあるに違いないね、もしかしたら心の宝箱の鍵がさびてしまっているかもしれないね。少しだけ、心の中の宝箱を開けるお手伝いをしてみたいと思って、猫もどき親子の姿を借りて描き書きしてみました。
ほっこり＆ほろりんちょってしてくれたらいいな。

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